なぜ国際協力をしたいか〜振り返ろう〜
こんにちは
今日は、私がなぜ国際協力に興味を持ったかを振り返り、意識をより高めるためにブログに書く。
私が国際協力に興味を持ち始めたのは、高校2年生の時だ。たまたま見たBSの番組で、北アフリカのイスラム圏のひとりの女性についてのドキュメンタリー番組を見たのがきっかけだ。
そこでは、その女性は夫に不合理な理由で暴力を振るわれ、また不合理な理由で刑務所の中に入れられていた。その刑務所内でも争い事は絶えず、落ち着いた生活などおくれるはずもない。しかし、彼女は刑務所を出たくないという。なぜなら、刑務所を出ると夫のもとに戻らなければならないからだ。もちろん離婚もできない。彼女はそこまで精神的に追い込まれているのである。男女平等には程遠いということはいうまでもない。
私はこの映像を見て、度肝を抜かれた。
文化の違いというものはすごい。
こんなにも違うものなのか。
そう思った。
私は、この番組を見て視野が広がった気がした。また、もっと世界の不合理な部分を知りたいと思った。
そして、大学では国際系の大学に入り、国際協力、貧困と開発について学びたいと思うようになった。
また、私は将来、起業したいという目標ができた。国際協力に従事し、いまの世界の現実を自分の目で見て、今何が原因で何が必要なのかを理解したい。
私1人が動いたところで、世界は何も変わらないかもしれない。しかし、わたしが動くことでひとりの人間が笑顔になってくれれば、国際協力に貢献しているといえよう。たかがひとりだとは思えない。
まず「自分が動かずに誰が動くの?」と自分に言い聞かせながら、私は目標を達成するために勉強して行きたいと思う。
国際協力を仕事にすること
先日、私は小規模の某イベントに参加した。そこでは、国際協力をテーマに、幅広く話し合い、また実体験なども共有し、色々な知識を得ることができた。
そこで話し合われたテーマの中で印象に残っていることは、「なぜ学生のうちから国際問題に関わる団体に所属してたにも関わらず、卒業と同時に活動をやめてしまうのか」(NPO法人コンフロントワールドの原 貫太さんが提起した)というテーマである。
なぜそのような人が多いのだろう。
私は、国際協力に関わる仕事が現実的ではないと考えている人が多いからだと思う。というのも、国際問題に関わる仕事の例としてJICAの就職倍率は約250-300倍、国連関連機関などに就職するためには国連や外務省が定める修士が必要で、就職するにはとても難しい。
また、自ら事業を立ち上げて、国際協力に貢献したい人もいるであろうが、資金などでも不安な面があるだろう。
このように国際協力に携わる仕事をしたくても、現実的でないと考える人が多いのは事実である。
私は将来、起業して発展途上国で国際協力を自らがしたいと考えている。しかし、そのことを友達に言うと、どう稼げるの?と聞かれ、正直私は何も言えなかった。
国際協力を仕事にしたいと考える人からすると、悲しい現実である。
しかし、国際協力には無限の可能性があると思うのだ。
まだまだ途上国の貧困問題は解消していないし、先進国が積極的にこの問題に突き進んでいく必要がある。
最近では、テロや紛争が多発し、いまだに難民が増え、第二次世界大戦以来最多の約6530万人(2016年 UNHCR)の難民が世界で発生している。
だからこそ、これからは今よりもいっそう国際協力が求められるだろう。
今求められているものに合致するから、私はいつか起業したいと思うし、国際協力を卒業後も続けていく予定である。