国際協力を仕事にすること
先日、私は小規模の某イベントに参加した。そこでは、国際協力をテーマに、幅広く話し合い、また実体験なども共有し、色々な知識を得ることができた。
そこで話し合われたテーマの中で印象に残っていることは、「なぜ学生のうちから国際問題に関わる団体に所属してたにも関わらず、卒業と同時に活動をやめてしまうのか」(NPO法人コンフロントワールドの原 貫太さんが提起した)というテーマである。
なぜそのような人が多いのだろう。
私は、国際協力に関わる仕事が現実的ではないと考えている人が多いからだと思う。というのも、国際問題に関わる仕事の例としてJICAの就職倍率は約250-300倍、国連関連機関などに就職するためには国連や外務省が定める修士が必要で、就職するにはとても難しい。
また、自ら事業を立ち上げて、国際協力に貢献したい人もいるであろうが、資金などでも不安な面があるだろう。
このように国際協力に携わる仕事をしたくても、現実的でないと考える人が多いのは事実である。
私は将来、起業して発展途上国で国際協力を自らがしたいと考えている。しかし、そのことを友達に言うと、どう稼げるの?と聞かれ、正直私は何も言えなかった。
国際協力を仕事にしたいと考える人からすると、悲しい現実である。
しかし、国際協力には無限の可能性があると思うのだ。
まだまだ途上国の貧困問題は解消していないし、先進国が積極的にこの問題に突き進んでいく必要がある。
最近では、テロや紛争が多発し、いまだに難民が増え、第二次世界大戦以来最多の約6530万人(2016年 UNHCR)の難民が世界で発生している。
だからこそ、これからは今よりもいっそう国際協力が求められるだろう。
今求められているものに合致するから、私はいつか起業したいと思うし、国際協力を卒業後も続けていく予定である。